喪失とともに生きる
―対話する死生学


編者 竹之内裕文/浅原聡子
体裁 四六判 310頁 並製
定価 2000円+税
ISBN978-4-908765-00-1




 

かけがえのない親や子ども、伴侶との死別、住む家を失った人々などの悲嘆に触れ、その喪失と向き合う小児救急医、助産師、緩和ケア医、僧侶らが体験を綴る。生きるとは何か、死とは何か。試行錯誤と自問自答する中で手にした思い、気づきが深く語られる。さらに学問的なコメントを哲学、宗教学、民俗学、社会学といった多彩な研究者らが添える。
「喪失を抱えて生きる」意味を、物語的、対話的に浮き彫りにし、希望に至る道へと読者をいざなう。

読売新聞、 静岡新聞、信濃毎日新聞、メディカル朝日、山陽新聞等で紹介されました。




 対話する死生学  喪失とともに生きるために(竹之内裕文)

1  喪失とともに生きる人たちとの出会い
            グリーフカウンセリングの現場から
(浅原聡子)

コメント1  日本におけるグリーフケアカウンセラー
                    臨床心理学と日本的心性の狭間で(浅見洋)

コメント2  グリーフサポートと民俗(井藤美由紀)

2  こどものいのちを看取ること  小児救急の現場から(植田育也)

コメント1  寄り添いの変容   一世紀を経た二つの手記より(浅見洋)

コメント2  こどもを看取る家族への看護(阿川啓子)

3  生を享けること、失うこと  周産期医療の現場から(増田智里)

コメント1  死産を経験した家族に対するサポート(河端久美子)

コメント2  幼い子を失った親の経験について(井藤美由紀)

4  老病死に向き合う人から学ぶ  終末期ケアの現場から(奥野滋子)

コメント1  「自分を失うこと」とどう向き合うか(田代志門)

コメント2  「ホスピタル」はいかに「病院」となったか(桐原健真)

5  ホームを失って生きる  路上生活者の語りから(高瀬顕功)

コメント1  「ホーム」の意味について考える(浜渦辰二)

コメント2  困窮する人を「助ける」ということ
                私たちの「居場所」をめぐって(松本曜一)

6  がんが教えてくれたこと  患者・看護師としての体験から(佐藤仁和子)

コメント1  がん闘病者・サバイバーの喪失体験と生(草島悦子)

コメント2  病とともに生きるということ(高橋由貴)

7  自他の喪失を支えるつながり  グリーフから希望を(尾角光美)

コメント1  喪失から紡がれてゆくいのちのサポート(大河内大博)

コメント2  いのちの支え合いの場に立つ(中井弘和)

終章  死とともに生きることを学ぶ  対話する死生学のために(竹之内裕文)

 

編者:竹之内裕文(静岡大学農学部・創造科学技術大学院教授。専門は哲学、倫理学、死生学)

浅原聡子(グリーフカウンセリングivy代表、看護師)


著者:浅見洋(石川県立看護大学教授、西田幾多郎記念哲学館 館長)

井藤美由紀(園田学園女子大学・佛教大学非常勤講師)

植田育也(埼玉県立小児医療センター集中治療室・救急準備担当)

阿川啓子(島根県立大学看護学部講師)

増田智里(静岡赤十字病院助産師)

河端久美子(金沢大学附属病院助産師)

奥野滋子(湘南中央病院在宅診療部長、順天堂大学医学部客員准教授)

田代志門(国立がん研究センター社会と健康研究センター生命倫理研究室長)

桐原健真(金城学院大学文学部教授)

高瀬顕功(上智大学グリーフケア研究所研究員、浄土宗法源寺副住職)

浜渦辰二(大阪大学大学院文学研究科教授)

松本曜一(一般社団法人ビハーラ21福祉事業協会監事、円受寺副住職)

佐藤仁和子(名古屋第二赤十字病院リエゾン精神看護専門看護師)

草島悦子(一般社団法人いいケア研究所副代表理事、訪問看護ステーションBennys所長)

高橋由貴(福島大学人間発達文化学類准教授)

尾角光美(リヴオン代表)

大河内大博(上智大学グリーフケア研究所主任研究員、浄土宗願生寺副住職)

中井弘和(静岡大学名誉教授、公益法人「農業・環境・健康研究所」技術顧問)





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